FX取引を始めるにあたって必ず避けて通れないのが米ドルに関する知識です。FX取引は日本円と各国通貨の取引、もしくは各国通貨間の取引ですがその為替レートの変動には米ドルの動きが大きく関わっているためです。
その理由の1つには国際的な取引の際の決済では米ドルが用いられることがもっとも多いことがあげられます。この米ドルの動き一つで各国の通貨の相場も大きく動きます。近年ではユーロが独自に強みを増してきていますがそれでも米ドルの影響がないわけではなく、むしろより強く関連付けられることもあります。こうした米ドルの動向をしっかり把握しておかなければFX取引では成功はおぼつきません。特に米ドルの為替レートに影響を与える経済指標や金融政策、あるいは要人による発言などには十分な注意が必要です。
特にアメリカの経済事情はいまや世界のすべての国に影響を与えていると言っても過言ではないことから、アメリカ経済についてより深い知識を得ようと努力する必要があります。特にアメリカ経済の重要な指標の発表時には多くのFXトレーダーが注目していることから、その動向に乗り遅れてはいけません。最近では金融政策に行き詰まりも見られるアメリカ経済ですが依然として世界経済の中心にあることを念頭において情報を把握する必要があります。
FX取引でもっとも重要な通貨となる米ドルですが、その動向に影響を与えるものが大きくわけて3つあります。
1つが各種経済指標です。アメリカ経済の動向を知る上で欠かせないこの経済指標の中で為替レートにも大きな影響を与えるものがISM製造業景況指数、小売売上げ高、国際貿易収支、GDP、非農業部門雇用者数の5つになります。
製造業景況指数は特にダウ平均などにも影響を与えるため米国の株式市場の動向と同時に米ドルの為替レートにも大きく影響してきます。またこれら指標は定期的に発表されているのでこの発表にあわせて為替レートが大きく動くことが多く、こうした過去の状況を分析しておくことで次の動向を知る手がかりになることもあります。
もう1つの影響を与える要因が金融政策です。アメリカの金融政策ではFRBが米国経済の安定や物価の安定を目的として金利を変動させています。最近ではサブプライムローン問題などの影響で金利をうまくコントロールできなくなっていることから一部先物取引の市場などで混乱的な物価上昇がみられますが、こうした金利の変動により米国経済の安定性を確認しながら為替レートは変動しています。
最後に為替レートに大きな影響をもっているのが要人の発言です。特に金利政策などに絡む発言を財務長官などが行えば、それだけで為替は大きく動きます。